社会保険労務士試験準備の合格ライン

社会保険労務士試験を受験する前にどれだけ準備ができていればよいかを自身の体験から試験準備の合格ラインをきめて発表しています。これから社会保険労務士試験を受験される方は参考にしてみて下さい。



これから紹介することは社会保険労務士試験を受験した管理人の経験から感じたことをまとめています。個人によってうまくいく勉強の仕方など差があると思いますので、参考程度に見ていただけたら幸いです。





まず、社会保険労務士試験において合格ラインを突破するために何が一番大切かというと、なんといっても過去問です。他の試験でも同じことだと思いますが、過去問をどれだけやりこんで試験に望むか、これがすべてといってもよいぐらいです。



なぜ過去問が重要かというと



実際に社会保険労務士試験に出題されている問題文は”独特の言い回し”があります。



予想問題集を何冊もやったとしても、問題をつくっている人は社会保険労務士試験の問題をつくっている人と違うので、どうしても問題の言い回しに違いがでてしまうのです。ですから数々予想問題集が販売されていますが、過去問をバッチリこなせて余裕のある時だけ予想問題をやるのがいいと思います。(私の場合は余裕もなかったので、ほとんど手をつけませんでした。)



また、過去問の言い回しに慣れておくことによって試験中も比較的安心して(ちょこっとぐらいですが・・・)問題に取り組めるというのも理由の一つです。



過去の問題とほとんど同じ問題がでることもありますし、それよりも威力を発揮するのは過去問を少しひねって出題された時です。問題がいつもと少し違うことで動揺するかもしれませんが、過去問の演習不足の人よりかは柔軟に対応できます。



もちろん”答えはこれ”というようにすらすらできる問題ばかりではありません。迷った結果”なんとなくこれ”ということもかなりあります。でも過去問をしっかりやっておけばそんなときの正解率も意外とよかったりします。(もちろんダメな時もありますが私は過去問のパワーを信じます。)



ということで過去問の重要さを説明したので、今度はどれぐらい過去問をすれば合格ラインに近づけるかという基準ですが、



 

@ 過去問演習の合格ライン


⇒目標は過去10年分の問題を95〜100%正解できるようにする!(できるだけ目標に近づく)






これが社会保険労務士試験までにできていれば準備万端です。間違いなく合格ライン突破をねらえる位置にいます。ここで注意してほしいのは、何度も過去問をやっていると、問題を見ただけで答えが「これ」というのがわかってしまいます。その状態で次の問題にいってはいけません。



大事なのは問題の選択肢の一つ一つのどこが間違っているかまたは正しいかがわかってOKとすることです。これによって問題1問に数多くの勉強材料があり、積み重ねていけばどんどん力がついていきます。







次に過去問をいきなりやっても解けるわけはありません。その土台となるテキストについて考えていこうと思います。



テキストを使う前の準備段階として使うテキストを決めたら浮気をしないということが重要です。本屋さんにいくと数多くの社会保険労務士試験用のテキストが置いてあります。自分のテキストに載っていない内容を見てしまうとつい買ってしまいたくなるものです。



しかし、結局量が多くなりすぎて本来のテキストまで中途半端になってしまう可能性があります。



なので、



  基本テキストを一度決めたらひたすらそのテキストを読みこなしていきましょう。




社会保険労務士試験対策の講座を申し込んでいる人なら講座で使うテキストを、独学で市販のテキストを使用する場合なら評判のいいテキスト(インターネットなどで先に調べておくとよいと思います。)を紙が破けるくらいに読んでいきましょう。



どのくらいテキスト読み込んでいけば合格ラインに近づけるかというと、




Aテキスト読みの合格ライン


⇒目標はテキストを全科目5〜10回繰り返し読む!(最低でも5回以上はがんばって読む)






テキストの読み方ですが、最初1回目は一通り「ふぅ〜ん」という感じで読んでいけばよいと思います。意味のわからないところがあったら少し印でもしておいてとばしていって下さい。そして全科目をとりあえずやってしまいましょう。最後までいけばあとはこれを繰り返し覚えればいいんだと気持ちが楽になります。



決して1回目からみっちりと覚えてしまおうとはしない方がいいです。人間は忘れてしまう動物だということを意識して割り切って進んでいきましょう。



2回目からは少していねいに読んでいきます。そして1科目終わったら過去問を解いてみましょう。といってもいきなり解けないと思うので、テキストを参照しながら問題を解いていきましょう。
それと、過去問の本は解説の丁寧なものを選んでください。



ここでポイントとして過去問を解いていてテキストに載っていない内容がでていたら、テキストの空いているところに書き込んでいきます。この時に間違いの文章で出題されているものは正しい答えに直してから書き込むようにして下さい。最初は時間がかかるかもしれませんが、そうしていくことでどのテキストよりも内容の濃いオリジナルテキストができあがります。



だからまとめノートなどは一切つくらず、オリジナルテキストだけを何度も何度も見返すのです。
そうすれば自然に過去問もこなせるのでどんどん得点力はアップしていくでしょう。



テキストを繰り返すうちに読むスピードも上がっていきますので、コツコツ地道にがんばっていきましょう。







今までは択一式を前提に話をしてきましたが、今度は選択式対策です。



選択式は与えられた文章の中の空欄(穴埋め)をしていく問題形式です。選択式の試験では、法律の条文から出題されることが結構ありますのでその対策をとっていきます。



選択式用の問題集を1冊買ってきましょう。その問題集を普通にやるだけでなく法律の条文が問題としてでているなら、このキーワードもあやしそうというのにチェックをいれます。



このとき使うアイテムが(緑のマーカー + 赤のシート),(赤のマーカー + 緑のシート)です。学生時代に使われた方もいるかと思いますが、さっきのキーワードを緑のマーカーで塗りつぶし赤のシートをかぶせるとキーワードがかくれ、見えなくなります。赤のマーカーなら緑のシートを使って下さい。文房具店で売っていると思います。



この方法を使えば、1冊の問題集で3パターンの選択式問題が簡単に作れてしまいます。テキストにある法律の条文でも使えます。選択式対策には非常に役立つアイテムです。よかったら試してみて下さい。







最後に社会保険労務士試験の準備で残りの大切なポイントをあげてみます。






Bその他の合格ライン突破のためのポイント


 

 ● 労働一般、社会保険一般の統計や白書の対策は通学講座の白書講座などを利用する
    のがベスト。

   ⇒出題箇所が予測できないので、白書講座のテキストを試験前に一気にやってしまいポ
     イントだけおさえておきましょう。

 ● 労務管理用語対策の本を1冊購入しましょう。
   ⇒労務管理用語は労一の選択式ででる可能性があります。対策本が1冊あればかなり
     安心です。労一のテキスト内の情報では物足りない感じがします。

 ● 法改正の情報をこまめに入手する。
   ⇒法改正をまとめた書籍を購入するか、法改正講座を申し込むのが無難な方法です。
     特に法改正のあった法律の条文は選択式で要注意!です。

 ● 模擬試験は必ず受験しておく。(できれば2回以上)
   ⇒試験の雰囲気や問題を解くペース配分を知ることができます。また、結果がどうであ
     ってもあまり気にせずに模擬試験が終わってから復習をしておきましょう。

● 試験当日に入り口で選択式の予想問題を配っていたら必ず受け取り、試験開始までその
     問題だけを確認しておきましょう。

   ⇒この予想問題が結構役立つ時があります。試験前にいろんな本を見返して不安にな
     るのではなく、ゆっくりとこの予想問題だけをながめて試験にのぞみましょう。








これで社会保険労務士試験を受ける準備は完了です。(のはずです。)
あとはこれまでの努力の成果を発揮するだけです。いざ!出陣!






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平成19年 試験分析


 択一式編

科目 難易度
労基・安衛    やや難
基本知識である程度得点することは可能。
安衛法は何とか1点確保したいところ。
労災・徴収    易
得点源にしたいところ。問題文が長くてもあせらず解けば得点をのばせる。
雇用・徴収    易
雇用は基本的な問題が多く、1点でも多く得点しておきたいところ。
徴収も過去問をこなしてれば得点可能。
   健保    普
過去問と改正点をおさえていれば、6点以上は可能。
   厚年    やや難
最後の1つに回答をしぼるのが難しい。人により得点に開きがでるかも。
   国年   難
昨年までと違い厄介な問題もあり、戸惑った方もいるのでは?
得点できる問題を落とさなければ5点以上は確保可能。
   一般    難
労働保険は労働経済からの出題が多く点数をとるのは微妙。
社会保険の沿革、法令でカバーしたい。
なんとか5点は確保したい。


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